第十話 専門店の使い方とは?


先日、花火大会の帰りでしょうか?
浴衣姿のお嬢さんを見かけました。
浴衣を気慣れていないのか?その襟元は崩れて、かなり着物姿が乱れてしまっていました。
私の見立てでは、洋服の歩き方で歩いたので裾がはだけて着崩れたものと思われます。
現在、昔ながらの浴衣だけでなく、二分式になっている洋服感覚で着られる便利な浴衣風の浴衣も販売されています。
浴衣に限らず、昔ながらの伝統的な品物と現代人に使い易く研究された品物とは同じ品物でも別物とお考え下さい。
浴衣を例にお話すると、アナタがとりあえず浴衣を着たいのと、安く買いたい場合はデパートやスーパーで売っている品物の方が、お得ですし恥を欠く可能性は低いです。
アナタが本物に挑戦したいのなら、最初に専門店をお訪ねする事をお勧めいたします。
そして、専門店でその品物のノウハウを教えてもらって下さい。
先ほどの浴衣ですと、歩き方を膝を付けて内股になるようにして、いつもよりユックリめに歩くと、日本古来の浴衣姿の色気を出すことが出来ます。
この様に専門店は個々のこだわりでノウハウを教えてくれるモノです。普通は・・。
足袋でも、楽な足袋、美しい足袋、健康に良い足袋などアナタが何をしたいのか?
目的をはっきりさせればご希望に合う品物のご案内が出来ます。
つまり、品物だけでなく“情報も値段の内“が専門店の品物です。
始めに勉強して、慣れてきたら安く出来る方法を研究すれば良いのです。